昨日は帰る前に東京へ行ったら行きたかったデビッドボウイ展に行っていました。
ボウイの世界観が随所に散りばめられた展示。ただ好きで彼の歴史や業績を振り返るだけでなく、ミュージシャンとして、パフォーマーとして、時には役者としても様々なものを取り入れようとしていた彼の感性を感じ取ることができました。
様々なアートを取り入れる多様性が
ボウイの凄さだったと再認識しました
おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
さてさて。毎年恒例のエクスマ新春セミナー。
今年は2014年以来の東京で。しかも今回は500人規模で開催されました!
今回の新春セミナーの特徴は、初めてエクスマセミナーに来た人がとても多かったこと。
そのため、急遽最初にエクスマの基本のお話がありました。
藤村先生のスゴいのは、お客様の客層や反応を見て、スライドの直前変更をこともなくされてしまうこと。
ハンパないです。
もう数えきれないど何度も聞いた事例です。
モノではなく体験を売るということを説明する定番事例なのですが、今回も新たな気づきがありました。
通常、この事例はどんなに料理やリッチにこだわっても、お客様はいっぱいになるとは限らない。お客様のハッピー(この事例の場合は夜景の見える空間で過ごす幸福感)を意識して、それがわかるように伝えなければいけない、ということでした。
でも、立場変われば?!時間が経過すれば?!受け取り方に変化があるものです。今回、新たな気づきが2つ。
一つめは料理や立地条件といったようなプロダクトアウトでものを考えていると、
お店を作ったときのコンセプト
=すべての席から夜景が見えるように作った
=お客様の喜んでくださることは何か
といった最初に考えていたことを忘れてしまうのです。
人は考えれば考えるほどプロダクトアウト(商品から発想)で発想してしまい、マーケットイン(お客様が喜んでくださること)発想ができなくなってしまうんですね。
もう一つは「料理」のチラシを「夜景」のチラシに切り替えることで料理長の反発があったという話。「料理」がウリのお店なほど料理長にはプライドがあります。それを別のウリにする場合、従業員内に亀裂が走る場合があります。
マーケティングで集客を増やすことよりも、人事の問題に意識が行っていることも、同じ話で受け取り方が変わっていることを実感しました。
2つも新しい気づきが出てくるわけですから、一度聞いた事例はもう聞かなくていい、というものではないですね。自分の進化や立場の変化によって受け取り方、解釈が変わってくるものです。
そんな異なる気づきは直近でもあります。
今回終盤での藤村先生の講演は先月大阪で聞いた正岡子規の話でした。
一ヶ月前に一度聞いた話ですが…
これは表現の自由さ、気楽に発信することの重要性のお話として前回は聞いていましたが、今回は別の視点から感じることがありました。
前回感じたことはこちら↓↓↓
「ブログの祖」は正岡子規である、という仮説に対して気軽に発信する礎を築いたこと、そこから誰もが自由に無料で発信できる今の時代を活かしていこう、という内容で受け取りました。エクスマで良く言われるキーワードで言えば「逸脱」です。
でも、今回は、写生画を見て写生句を思いついた、という正岡子規の柔軟性について大きな感銘を受けました。
まさにデビッドボウイ展でも、彼の音楽に他のアートからのインスピレーションを持ってくる柔軟性を感じたことでより一層今、そのように共鳴しています。
以上の通り、昔から何度も聞いている話。先月同じ話を聞いていて今月も聞いた話。その時の環境や立場によって受け取り方は異なります。一つの事例からたくさんの気づきを得ることができるのです。
同じ話をに度聞くことは決して無駄ではない。そこに自分の成長をみることもできます。そんなことを改めて感じました。
今回のエクスマ新春セミナーは13時スタートで20時半前に終了。7時間半近くに及ぶロングセミナーでした。気づきはまだまだたくさんあります。明日以降も新春セミナーのお話を続けていきますね。
明日は「えっ?マーケティングセミナーなのに何で演劇??」という内容です。
コムサポートオフィス代表
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