大阪などの都市部でGoogleビジネスプロフィールの講座を開いたらいつも満員。でも、地方だと全然集まらない。なんでだろう・・・
ウチの代表がそんなことを言っていました。それ、地方で商売をやっていて、過去に宿泊予約サイト、最近だとGoToトラベルの手続き等で振り回された私の立場で考えるととてもよくわかるところがあります。
※Googleビジネスプロフィールは、旧Googleマイビジネスのことです。
こんにちは!
普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガクです!
なぜ、地方ではGoogleビジネスプロフィールが広がらないのか。地方の事業者さんの抱えるマーケティングに対するイメージが良いものではないから、というのがあるからと思われます。
地方の事業者はマーケティングが嫌い?
例えば飲食店。
「美味しいものを作っていれば、お客様は来てくれる」
宿泊施設。
「心を込めておもてなししていれば、お客様は来てくれる」
そんなふうに考えているオーナーさん、女将さんが多いように思います。勿論それは間違いではありません。少なくとも、お客様にきていただくための絶対条件と言えます。
ただ、今の時代、どんなに素晴らしい商品やサービスを提供していても、知ってもらうための努力をしないと買ってもらえません。自店の商品やサービスを知ってもらうための努力、価値を伝える仕組みを作ることをザックリ言えば”マーケティング”というわけですが、ここに時間やお金をかけることを地方の人ほど嫌がる傾向があります。特に”時間”をかけないことは先にあげたような”おもてなし”の心から見ると美徳に反すると思っている方が多いようです。
Googleビジネスプロフィールが地方で広がらない3つの理由
では、最初にお話した問題定義。Googleビジネスプロフィールはなぜ、地方で広がらないのでしょうか。理由は3つあります。
(1)周囲の人が使っていないから
地方においては、Googleビジネスプロフィールを使っている人は少ない。Googleマップを使っている人も少ないから、というのがまず第一にあります。
自分が使っていないから他の人もきっと使っていないだろう。実は、知らぬ間に使っているんですね。例えば今、スマートフォンで「近くのラーメン屋」とか「自転車のパンクを直せるお店」とGoogle検索してみて下さい。どの地域でも、一番最初にGoogleマップとお店一覧が出てきます。ここに出てくる情報を整えるのが「Googleビジネスプロフィール」の役割です。例えば、営業時間や臨時休業、臨時営業のお知らせを登録できます。営業時間外だと検索にひっからなくなります。臨時営業する場合はその旨の設定をしておかなければ、その旨の設定をしておかなければ、休業中のまま表示されてしまい、検索には上がらなくなってしまいます。
地方の人であっても、都市部に出てお店や目的地をスマホで探す際、しっかりとGoogleビジネスプロフィールの恩恵を受けています。ましてや都市部の方々が地方へ来た時は、ガンガンに使っているのですが、
地方だと情報が更新されておらず、使いづらい
となってしまっているのです。厳密に言えば、周囲が使っていないから自分も使っていない、設定する必要がないというのは、周囲も自分も使っていることに気づいていないだけなのです。
検索やマップという、当たり前すぎるツールにGoogleビジネスプロフィールは大きな影響を与えているにもかかわらず、そのことき気づいていない人が、地方ではまだまだ多いのが現状です。
また、地方ほど「煮えたら食わあで」の意識が高い事業者が多いのも残念なことです。人口が減り、物価が高騰する今、同業他社の様子を見て、うまくいっているのをみてから自分も真似をしだす、では間に合わなくなってきています。
※「煮えたら食わぁで」とは?
(2)管理することが増えそう。とりあえず関わりたくない
宿泊業界の場合、25年前にホームページが始まった頃、20年前にOTA(宿泊予約サイト)が始まった頃に同じような現象が起こりました。
何か、新しい集客の仕組みが生まれたみたいだ。でも、それをやろうとすると仕事が増えるな。しかも、パソコンの使い方を覚えないといけない。面倒くさそうだから関わらないでおこう。
こんな思考から、ホームページの作成や、OTAへの参画を先延ばしにしているお宿さんが地方には数多くありました。やがて「やらなければお客様が来ない」状況になり、ホームページは作って当たり前、OTAは参画して当たり前の時代になりました。
Googleビジネスプロフィールの存在は、正に当時の状況に似ています。
登録したら管理しなければならない。管理といっても初期設定と日々の運用は先にお話しした営業時間管理と口コミが入った時のお礼の返信ぐらいなのですが、管理が増えること自体に嫌悪感がある。できれば何もしなくてもお客さんは来て欲しい。これらの管理はお店の存在や価値を伝えることの一環、すなわち”マーケティング活動”の一部なのですが、この業務を増やすことに抵抗のある方が多いです。
(3)あとからお金を請求されそうで怖い
Googleの収益ってどこから発生しているの?Googleビジネスプロフィールに登録すると、あとからお金を請求されるんじゃないの?そう思う方は多いです。
Googleは主に広告費でシステムを運用しています。ですので、Googleビジネスプロフィールに登録しても、屋号や店名を広めるために広告を出さなければ費用は一切発生しません。
例えば、初期設定が難しいので代行業者に有料でやってもらう。日々の管理がわい雑なので、代行業者に月々の管理をしてもらう。これはあります。確かにパソコン仕事が苦手な方には初期設定が難しいかもしれません(運用は慣れてしまえばSNSよりも簡単です)。そこの部分だけ外部に委託する方法はなくもありませんが、最近は「無料で設定します、代わりに・・・」とか「ホームページ制作会社が一緒にやってくれる」といったビジネスモデルも存在します。これらは代行業者さんが信用のおける事業者さんかを確認する必要があります。個人的には、管理者権限を委任するわけですから、見ず知らずの業者、電話営業された業者などからのオファーの場合は慎重に検討されることをお勧めします。
Googleビジネスプロフィールを設定したらすぐに効果があるの?
最後に、このことも優先順位を下げる結果になっているかもしれません。Googleビジネスプロフィールを設定したら、目に見えるほど売上に寄与するのか。
初期設定を整えることで、お店の存在を知ってもらうためのツールと言えます。そのため、ちゃんと設定管理していなければ、売上が大幅に減少します。何よりも、お客様側から見れば、詳細情報の載っていない不親切なお店と捉えられます。しかし、ちゃんと設定をしたからといって劇的に売上は増えません。
Webマーケティングという観点で言えば、Googleビジネスプロフィールを整え、公式サイトを作った上で、そこをみてもらうための種まきとして、SNS(インスタグラム等)を行っていただくことが必要最低条件になります。
Googleビジネスプロフィールだけ、インスタグラムだけで集客はできません。それらが連動して「知ってもらい、興味を持ってもらい、買ってもらう」の売れる仕組み、即ちマーケティングへとつながるわけです。
”○○だけ頑張る”ではお客様が増えない時代です。むしろ、減ります。
SNSを頑張っているけど、Googleビジネスプロフィールは登録していない、管理していないというお店や事業者さんは地方ほどまだまだたくさんあります。正直、初期設定を行なって営業時間管理をするだけでもSNSで発信する効果が倍増します。
売れないのは景気やコロナのせいだけではありません。売れる仕組みを持っていないお店は、どんなに素晴らしい商品やサービスを提供していても、お客様にその存在を知ってもらうのが難しくなってきているからです。
インスタグラムだけやっている。TikTok頑張っている。それだけではもったいないです!!「地方で頑張る小さなお店や宿を応援する」がコムサポートオフィスの存在価値です。ですので、地方でGoogleビジネスプロフィールの存在価値を広げる。知ってもらう。当面はこのことをコムサポートオフィスの最優先事項としていきたいと思っています。売れる仕組みを構築しましょう。
SNS頑張っている方ほど、Googleビジネスプロフィールの登録と運用が売れるための最後のピースになりがちです。是非ともGoogleビジネスプロフィールの重要性に気づいてい下さい。
心配な方、まずはお近くの商工会・商工会議所に
「Googleビジネスプロフィール」について相談したい
と声をかけてみて下さいね!
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