金属加工工場におけるGoogleビジネスプロフィールの設定と運用方法　＜ご相談事例／専門家派遣＞

こんにちは。コムサポートオフィスの今井ひろこです。

先日、商工会様からご依頼を受けて、金属加工の事業所様のGoogleビジネスプロフィールの設定と運用についてアドバイスを致しました。小さな町工場で公式サイトを持っておらず、Googleビジネスプロフィールを使って販路開拓がしたいという事業者様でした。

専門家派遣制度では2.5時間のコンサルティングで、金属加工や鉄工所など、それほど登録する商品などが少ない場合は、1回の派遣でほぼ終了します。

オーナー登録までの手順は商工会の経営指導員の方にお願いしました。
誰が検索するかを想定して、商品説明を記載しよう
Googleビジネスプロフィールの運用はクチコミと日々の投稿をしよう
GoogleビジネスプロフィールはBtoBの工場でも役に立ちます

オーナー登録までの手順は商工会の経営指導員の方にお願いしました。

今回の事業所様ではGoogleビジネスプロフィールのオーナー登録をまだされていませんでした。Googleビジネスプロフィールはオーナー登録が完了しないと、Google検索やGoogleマップに登録した情報が反映しません。オーナー登録は現在コード番号が発行されるのが一般的です。

ただし、このオーナー登録は方法がGoogleから指定され、時間がかかる「ハガキによる認証」の場合は最大14日かかることから、ここまでの作業については経営指導員の方にオーナー登録方法の資料を送って事業所へ出向いて設定を行い、ハガキを事業所に受け取っていただきました。

経営指導員の方でオーナー登録方法の資料が必要であれば、こちらをお使い下さい。（PDFで10枚ほどです）

オーナー登録が済むまでは、住所、ビジネス名、カテゴリの3つは編集しないでください。その3点を編集するとコード発行が無効となり、再度リクエストすることになって、さらに遅れますし、情報の公開がさらに遅れます。ご注意下さい。

誰が検索するかを想定して、商品説明を記載しよう

今回の事業所様では「車のカスタムパーツを作って欲しい」という一般の方からの依頼は受けておらず、メーカーからの受注生産を行っています。そのため、ビジネスの紹介や商品の説明は、この事業所を検索するメーカー、或いは部品製造を依頼したい同業者に向けた内容にしました。

ただし、部品に関しては殆どが特許や秘密保持契約の部品なので、「商品」にそれらの写真は出せません。そこで、部品では無く、部品製造に使う機器の写真と機器名を「商品」欄に載せることにしました。そうすることで、検索するであろう、メーカーの方はその機械を見てどんな部品を作る事が出来るか容易に想像できるとのことでした。

登録内容はほぼリアルタイムに反映されており、スマホのGoogle検索やGoogleマップで表示されるビジネス情報を実際に見ていただきました。すると、事業所様も商工会の経営指導員の方も「おぉ〜！スゴいスゴい！」と感激されていました。公式サイトを作るまでの余力が無い工場では、Googleビジネスプロフィールを登録して、以下に述べる最低限の運用をするだけでも良いかと思います。

Googleビジネスプロフィールの運用はクチコミと日々の投稿をしよう

町工場の場合のGoogleビジネスプロフィールの運用としては、クチコミを納品先からいただくことです。どのような部品を発注して、納期より早めにもらう事が出来た、ここに任せて良かった、というクチコミがいただければ良いですね。★だけの評価ではなく、具体的なコメントを書いてもらえるようにお伝えください。

また、忙しい合間に投稿を1ヶ月に1回は行うようにして欲しいです。新入スタッフが入ってきた、工場内のフィルター清掃をして、クリーンな環境で製造をしていることを伝えていただくとリクルートにも役に立ちます。

GoogleビジネスプロフィールはBtoBの工場でも役に立ちます

地元や県内で検索をしているメーカーもあると思います。また、訪問するメーカーの営業担当に対してもGoogleマップにちゃんと情報が載っていると安心されます。どういう工場なのか、公式サイトの無い町工場も少なく無いので、そういう場合にGoogleビジネスプロフィールは効果を発揮すると思います。事業の棚卸しをするきっかけにもなりますので、BtoBの工場でもぜひ設定してみてください。

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