【報告】商工会職員向けGoogleマイビジネス研修を開催（2021年1月6日）

2021年1月6日、豊岡市商工会にて経営指導員向けにGoogleマイビジネスセミナーを開催。当日は7名の職員にご参加いただきました。

商工会職員向けGoogleマイビジネスセミナー

商工会職員向けに開催した理由とは？
どんな内容なのか？
受講者の感想
商工団体職員向けのGoogleマイビジネス研修を開催受付中です

商工会職員向けに開催した理由とは？

このところ、商工会からの専門家派遣で、Googleマイビジネスの設定や活用方法についての個別相談のご依頼が多いです。個別相談に行った先では、オーナー登録がされておらず、その手続きをサポートするだけで終わってしまうようなこともあり、登録だけでも先に商工会職員が巡回時にサポートできれば、効率良く運用アドバイスができると思っていました。

2年前から投げかけていたこのお話し。最初は全く耳を傾けてもらえませんでしたが、昨年暮れに2件、Googleマイビジネスのサポートを行ったことをきっかけに、「職員向けのセミナー開催可能ですか？」とお声がけいただきました。

そこで、商工会職員が巡回ついでに事業者に対してGoogleマイビジネスの登録や基礎的なサポートができるようにすることを目標として、職員研修を企画していただきました。

どんな内容なのか？

事業者向けに行っている内容（ローカル検索についての話やGoogleマイビジネスの概要、運用のメリット、最低限設定すべき項目、インサイトの見方等）の他に、商工会職員だからこそ聞かれそうな、Googleマイビジネス登録方法、クチコミの返信文例、掲載順位が決まる仕組みなどをお伝えしました。

特にGoogleマイビジネスのガイドライン、ポリシー違反事例については一般事業者よりも詳しく解説いたしました。最悪のケースではGoogleマップから情報が消されてしまい、回復に数ヶ月かかるケースもありますので、ガイドラインを遵守していただくよう指導をお願いしたいです。

そして、事業者向けではお話ししない、商工会職員が商工会がGMB運用を支援するメリットについても、実店舗のインサイトと売上の相関をグラフにしたものを用いて解説。特に、私が福井県内の商工会様で継続して行っている飲食店の個別相談について挙げ、Googleマイビジネスを核としてWeb集客のアドバイスや商品開発、はたまた働き方改革まで行っている事例をお伝えしました。

Googleマイビジネスの整備を行うことは、店舗の棚卸しにもなりますし、どのくらい見られているかを知ることで事業者のモチベーションアップに繋がります。

GoogleマイビジネスはGoogleツールを使う見込み客を対象にしたアプローチをするWebツールです。お客様で来店してからファンになってくれるまでの導線は、SNSやLINE公式、また別のアプローチが必要です。その組み合わせなども商工会の職員が巡回相談を受けたときに合わせてアドバイスができれば、商工会としても効率良くサポートできるのではないでしょうか。

オーナー登録手続きに最長20日弱かかるため、まずは登録まで商工会でしていただければ、その後の不足している情報の整備や「店舗情報の棚卸し」は専門家派遣で対応させていただけて、誰でもができる登録で時間を潰すようなことも無く、派遣された時間が有効に活用できます。

受講者の感想

その日はたまたまGoogleマイビジネスに関連した専門家派遣があったので、同行していた経営指導員の方が、早速、配布資料を開いて、投稿についてのアドバイスなどをなさっていました。その方に聞くと「私はGoogleマイビジネスの重要性が分かっているし、イマイさんに同行したときにGoogleマイビジネスの指導内容を見ているので、とても良く理解できた」とのこと。ただし、これが実際に画面を見たことがなかったり、馴染みが無いと内容が難しいかもしれないと言われました。

受講に際してはどこか会員企業のGoogleマイビジネスの管理者に登録させていただき、その画面を実際に見ながら受講いただくのが効果的と思います。