こんにちは!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_gaku)です!
GoToトラベルキャンペーンが始まって1ヶ月が過ぎました。8月の売上結果も出ていることと思います。この夏の皆さんの宿の売上状況、いかがだったでしょうか。GoToトラベルキャンペーンの効果もあり、OTAを中心に売上が上がった、もしくは昨年実績まで戻った宿泊施設の話を多く耳にするようにしました。
しかし皆さん、資金繰りは大丈夫ですか?
GoTo割35%分のお金は即金で入ってこない
8月末まではお客様から全額いただき、お客様自身が事後申請を行う方法が可能でした。しかし9月からはお客様に対し、既に宿泊施設が値引きした状態で販売、後日宿がGoTo事務局へ値引き分を請求する形になります。当然ながらここに現金化のタイムラグが生じます。どんなに早くても末締めの翌末払い、場合によっては現金化に2ヶ月以上かかる場合があります。
キャッシュフローが劇的に変化、悪くなっている
コロナが起こる前にも、キャッシュレス5%還元があり、事業者の現金率が下がってきました。
例えば私の宿の場合、以下のような推移で現金率が急激に下がってきています。
現金:キャッシュレス比率
キャンペーン前 50%:50%
キャンペーン中 30%:70%
2020年7月 29%:71%(キャッシュレスにクーポン含む)
2020年8月 17%:83%(キャッシュレスにクーポン含む)
※キャンペーンとはキャッシュレス・消費者還元のこと
GoToトラベルキャンペーンが始まり、OTAからの売上はクレジットカード決済でなくても、35%はGoTo割分のため、入金が先になります。キャッシュレス消費者還元の影響で、現金比率が3割まで落ち込んでいました。ここにきて更にGoTo割35%分が現金とならず、私の宿に関して言えば、現金率を17%にまで落としていまいました。実際現金率17%を経験してみて、手元にほとんど現金が残らないことを実感しました。
キャッシュフローを見直すべき時期にきている
クレジットカードの導入に消極的な事業者は多い。日本の中小零細企業のおける傾向としてありました。クレジットカードの手数料率が高いからという理由もありますが、現金がすぐに入ってこない、キャッシュフローが悪くなるという問題がありました。これまで頑なに現金主義を貫いた宿泊施設であったとしても。GoToトラベルキャンペーンに参画した以上、35%の即金で入ってくるべき現金が入ってこなくなります。仕入れがあり、夕食付きで原価率の高い旅館や民宿は、これまでと同じお金のやり取りだと非常に厳しい状況となります。現金で100%やり繰りを前提としたキャッシュフローを見直す時期に来ています。
キャッシュレス消費者還元、GoToトラベルキャンペーン。今後このような景気刺激策はキャッシュフロー面でのマイナスありきで行われるでしょう。どう考えるべきか。先日、1時間余りのYouTubeLiveにてその辺のお話をさせていただきました。ぜひこちらをご覧の上、自身のキャッシュフローを見直すきっかけにしていただければ幸いです。
資金繰りで黒字倒れとならないよう、ぜひ皆さんも今から考えておきましょう。
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