ツイッターでバズっているこちらの投稿。
【宿泊をお考えの皆様へ】
宿泊業界からのお願いです!
宿泊業界は今、コロナによって非常に苦しい状況に陥っています。そこでお願いがあります。
ぜひ予約はそのホテルのHPから入れてください。
各予約サイトからの予約の場合、私たちは宿泊代の7%〜15%程度の手数料をお支払いしています。#コロナ— Hiromi Ikebata⛴宿泊業/ツアー運営/神戸の観光を盛り上げる! (@hiromi_ikebata) March 11, 2020
かなり賛否が出ています。
まあ、確かにお客様の立場から見れば宿の勝手を言われても、ですね。
ひととまるさんも意見を挙げられているのを見て。
ハイパー久しぶりにnote書いた。
宿泊界隈をにぎわしている宿泊予約について、自分なりに考えをまとめてみました。食傷気味の方はお飛ばしくださいませ。宿泊予約はどこからがいいのか?|石丸佳佑 @hitotomaru #note https://t.co/TKHdDK8bLQ
— いしまる@本と寝床、ひととまる @本のある場所、のほほん (@hitotomaru) March 12, 2020
私も意見を書きたくなったので急遽ブログにて。
こんにちは!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!
本来は共存すべきである宿とOTA
まず、前提として、OTAと宿泊施設はWin-Winの関係でないといけないと思っています。私は基本、手数料を送客手数料とは思っていなくて、広告料であり、ツール利用料であると思っています。
私の宿はこれまで楽天トラベルと
相性が良く、これからもご縁があれば
利用させていただきたいと思っている
例えば楽天トラベルは10%の手数料を支払う代わりに、カスタマイズページやメルマガ機能、クーポン機能が無料で使える。ブッキングエンジン(楽天の場合はR-with)も無料。もっと言えばGoogle Hotel Adsももしも自分で運用するとしたら(現状日本では宿が個々にはできないが)広告出稿のノウハウを学び、広告料をGoogleに支払わなければなりません。
その工数やコストを考えると10%ぐらいは許容範囲かな、なんて考えています。
ただ、このWin-Winの関係性を崩したのがメタサーチの登場。その発端となった海外OTAの日本進出かなって感じています。
Google Hotel Adsもメタサーチ
今や行きたい宿泊施設をGoogleで検索すれば、Google Hotel AdsによってOTA毎の価格を一覧で確認できます。実際私も毎年行く沖縄の泊港近くのホテルはこちらから最安値を選んでいます。
上記のホテルさんは公式サイトだと8000円なのにAgodaだと4782円って、もうなんでこんなことになっているのかよくわかりません。
海外OTAは世界中の様々な国のローカルOTAとサプライヤー契約しているため、何かのキャンペーンを絡めて安く販売されてしまっていることがあるようです。
国内OTAであっても、例えばヤフートラベル で初めての予約クーポンや5のつく日、旅!旅!サンデーとかのキャンペーンを絡めるとびっくりするぐらい安くなることがあります。
もうですね。OTAで販売すること自体が自社が安くしていなくても勝手に値引き戦争に巻き込まれる状況になっています。おつきあいのあるOTAが少なくても、そのOTAがどこかの国のOTAで販売していると、自宿の意思に反してたくさんのOTAで販売されている結果となります。
コロナショックに対して安売りでしか対応できないOTA
ここにきてコロナショックという全世界を巻き込んだ不況を及ぼす事態が起こってしまいました。それに対してOTAはどのような対策を取ったか。まず、お客様のキャンセルを間際でも無料キャンセルできるよう配慮を、という通達が来ました。
ただ、中にはノーショウ(予約したまま来館しない)の場合もキャンセル料は請求しないように、という指示を出すOTAもありました。これは正直容認できません。
近年、災害の度にふっこう割なるものが登場していますが、その多くがOTA経由。ふっこう割でOTAが利益を得やすい状況を作り出している矛盾もあります。
まあ、そんなこともあり、私は思わずこんなツイートをしました。
この苦境に「キャンペーン」しか提案してこれないOTAばかり。ちょっと待て。「厳しい時期だから手数料半分にします」ってOTAがあってもいいんじゃないかって思う。コロナ対策応援プラン限定で手数料半額とかでもいい。そんなOTAあれば優先的に部屋提供する。 #部屋登録の欲しいOTA様へ https://t.co/3L1Gb2GM0t
— ガク@民宿かどや🦀(今井学) (@kasumi_kadoya) March 11, 2020
アフターコロナの時代にOTAは存在するのか
正直、今の大手OTA寡占状況は長くは続かないんじゃないかって私は思っています。価格競争を増長し、宿泊施設を疲弊させるだけの存在ならば、そもそもいらない。
Google検索だけで旅の計画ができてしまうGoogle Travelや数少ないクリックで自社公式サイトにて予約が完了できるBook on Googleが対応してくれば、OTAが世の中に必要とされるかどうか。
今の価格競争のカオスと化したOTAが生き残れるでしょうか。お客様にとって最適な宿泊先を提供できるプラットフォームでいられるでしょうか。
繰り返しますが、私はまず前提としてOTAと宿泊施設はWin-Winの関係でないといけないと思っています。価格競争のプラットフォームとしての存在価値しかなくなってしまうようでは、お客様より先に、宿泊施設が離れていくことになります。もちろん、宿泊施設が個々に代わりの予約導線を作らなければならないという前提条件はありますが、お客様に価格以外の適正な価値を届けられないのであれば、存在する意味がありません。
何れにせよ、選択の岐路に立たされています。OTAが好き、お世話になっているとしても、数年以内になくなってしまう可能性があることも頭の片隅に置いておくべきでしょう。それぐらい切羽詰まった状態になってきている。私は今回のコロナショックがそんな大変革をもたらすカンフル剤になるのではないかと感じています。
OTAに頼らない集客。公式サイトからの予約導線。重要になってきそうです。
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