【報告】飲食店と宿泊施設に限定した常連客倍増セミナーを開催【2019／10／2、3　わかさ東商工会】

こんにちは。店舗集客専門の、コムサポートオフィス代表の今井ひろこです。

今日は令和1年10月2日と3日と2日間に渡って開催した『常連客倍増セミナー』の報告を致します。

3年前に一度、福井県のわかさ東商工会にて宿泊施設を対象に「クチコミ活用セミナー」を開催させて頂きました。それ以来のご縁で今回、講演とその後の伴走支援を担当することになりました。

伴走支援というのは、商工会の経営指導員と一緒に、集客や経営にお悩みの事業者さんに3回ほど定期的に訪問し、お悩みを一緒に解決していきます。

実は3年後に敦賀まで北陸新幹線が延伸するんですよね。増えるであろう観光客が訪れる宿泊施設と飲食店に限定し、新規顧客の開拓が難しい中、常連客をどうつなぎ止め、増やしていくかについて講演することになりました。

特にこの地域はSNSやGoogleマイビジネスも殆どやっていない方が多く、宿泊施設の大半が、じゃらんネットや楽天トラベルなどのオンライン予約サイトへ登録していないため、アナログ中心の集客方法についてお伝えしていきました。

飲食店向け・常連客倍増セミナーの内容とは？
宿泊施設向け・常連客倍増セミナーの内容とは？
伴走支援1回目は10月末に開催！

飲食店向け・常連客倍増セミナーの内容とは？

飲食店向けには、実際に私が支援したカフェやラーメン店でリピーターをどう作っていったか、スタンプカードやニュースレターなど実物を持参し、成功事例をお伝えしました。

飲食店では宿と違い、顧客名簿がほぼありません。そのため、顧客名簿をいかに集めるのかがポイントとなってきます。そのための接点として、スタンプカードや会員制度、LINE公式などを使って顧客名簿を集めていくのがセオリーです。

また、お客様の声（アンケート）を実施し、生の声をメニューのキャッチコピーなどに使ったり、メニュー開発に使って、満足度の高い商品を開発し、リピートを促します。

但し、メニューは増えすぎてもお客様は選べません。単なるお品書きにするのではなく、そのキャッチコピーを使って、商品の強み、ポイントを明確にして、POPで表示するなど、お客様が選びやすくしてあげてください。

宿泊施設向け・常連客倍増セミナーの内容とは？

飲食店の講演では私1人だったのですが、宿泊施設編では民宿を経営する副代表今井ガクが途中登板。生々しい借金の歴史（！！）なども赤裸々にお伝えしました。

今、繁盛している宿の殆どは、リピーターが来ている宿と言えます。旅館のリピート率は20％と言われており、リピート率が高ければ安定して毎日お客様が宿泊されます。また、勝手頼みの側面もあるパートも安定して頼みやすいので、人手を確保しやすいです。

宿泊施設は飲食店とは異なり、顧客名簿が必然的に集まります。しかし、それを活用していない地方の旅館民宿の多いこと！　そのため、常連客をどう見極め、タイミング良く思いだしてもらえる工夫を、チラシやハガキなどで行うかなどもお伝えしました。

じゃらんや楽天トラベル等のオンライン予約サイトへ登録している宿の方も参加されていたので、プランタイトルの作り方などのワンポイントアドバイスも入れました。

丁度眠たくなる中盤の頃合いで、私の主人が登板し、苦しかった経営からどう脱出したかの話をさせてもらいましたが、その時の皆さんは前のめり！　やっぱり、ご自身とオーバーラップする部分があるのか、同業者の話は自分に近い話なので聞いてもらえます。

伴走支援1回目は10月末に開催！

今回の伴走支援は宿よりも飲食店のほうが多くてビックリ！　それでも支援を求められたお店の集客力を確実に上げるべく、全力投球でサポートしてきました。

（ブリックハウスさんの甘エビフライランチ）

ランチを食べてそのお店の研究をするのも、お仕事だから♡

短期間で効果を上げるためには、アンケート用紙や店内POPもさることながら、メニューの見直しも必要ですし、何と言っても今は「Googleマップ」に載せる自社情報を整えること。これをするだけで一気に伸びる店もあるので、支援事業者のお店のGoogleマイビジネスを設定して、これから商工会と一緒に効果測定も行います。

Googleマップや検索で表示される自社情報を一元管理できる「Googleマイビジネス」は、ある種、「お店の棚卸し」です。お店の経営方針や特徴、主力商品、新商品などを掲載できるほか、ブログのように投稿機能やFacebookのようにイベント情報も載せることができます。そんな機能、自社サイトではできませんし、Facebookページよりも格段に効果が高いです。

という風に、講演の時には殆ど話さなかったWebのてこ入れも、個々のお店であればその場で対応も可能です。アナログではメニュー構成や価格の見直し、写真の見直しなども行っていき、お客様に選ばれるお店になることを目指して、商工会と一緒にサポートします。