週末ブロガー今井ひろこです。
先週、Googleマイビジネス活用セミナーをしたときに、「数日前からすでに海外では、飲食店向けに人気のメニューとそのメニューに関する口コミを見ることが出来る」と紹介しました。
日本での実装は未だかと思っていたら、日本でも5月30日からどうやらGoogleマップのAndroidアプリから実装されたようです。（6／9（日）現在、iOSとPCでは実装されていませんのでご注意下さい。）
今まで店の人気メニューは、InstagramやGoogleのお店情報での写真でどの料理がたくさん載っているかを見て判断していました。Googleマップに搭載されたら、全く初めてのお店に入っても、どれが人気なのか、すぐに分かりますね。
先日のセミナー受講者の中に飲食店経営者が居られたので、Android携帯を持っておられる方は是非設定してみてください。なお、これは一般のお客様でも設定可能なので、まだ設定されていないお店だったら、待ち時間の間に登録してあげてください。
料理名の登録方法
１）Googleマップから屋号を検索
２）マップ情報のビジネス情報をスクロールすると「人気の料理」が出てきます。
３）料理名を入力したい場合は、「料理名を追加」をクリックして、写真と料理名を追加します。
４）料理名が間違っている場合は「情報の修正を提案」をタップして、該当するものにマークを入れて「次へ」→「完了」をタップ。
５）料理そものの登録をしたいのであれば、写真を追加して料理名を書いて、送信をタップします。
６）もし、料理名が分からなければ、Googleマップに登録されたメニューを撮影した写真の中から探すようになっています。
もしもきちんと出来た時には、ご覧のようになります。
口コミから抽出して、特定のメニューでの口コミだけを見ることが出来て、抽出した言葉は太文字になりますので、その周辺の文言からどんな味なのかを事前に知ることはできますね。
但し、私も実際にAndroid携帯で入れてみたのですが、料理名の入力と修正はすぐには反映されないようです。しばし待ちましょう。（再度。6／9（日）現在、iOSとPCでは実装されていませんのでご注意下さい。）
もし、商品の紹介をちゃんとしたい、ということであれば、Googleマイビジネスオーナーの特権である、Googleマイビジネスでの投稿機能を使って商品を登録していきましょう。（下記参照）
Googleマイビジネスでは「人気の商品」は表示されない？！
ここでややこしい問題が。プロダクトが違うと、こうも違うか！と半ば呆れちゃうのが、Googleマイビジネスでの「商品」紹介と、今回のGoogleマップの「人気の料理」。一見似ていますが、アプローチ方法が異なっているので、ややこしいですね。
Googleマイビジネスの料理紹介は
Googleマイビジネスでの商品（料理）表示はオーナー側から情報編集されたもの。料理名、オーナー提供写真、価格、説明を見ることが出来ますが、それに関する口コミなどは、その画面では分かりません。
商品写真をタップすると、
（商品の登録は、投稿機能から行います）
Googleマップの料理紹介は？
それに対して今回のマップの表示はユーザー側からの情報。料理名、ユーザー提供写真、写真の枚数、口コミの件数、そして関連する口コミ全文、です。
価格が見たい場合は、メニューをクリックすると「人気」「定食一例」と表示されるので、ここは何故かGoogleマイビジネスの設定にある「メニュー」で設定したものが表示されます
メニューをタップすると、「定食一例」というサブのタブが表示されます。（但し、写真は出せない）
今まではどこに表示されるのかよくわかってなかった「メニュー」ですが、Googleマップを使うユーザーが増えてくると、この情報も大切になってきますね。
（GMB管理画面→情報→メニューで登録）
プロダクトは違えど、情報の統合はされてくると思いますので、今まで触っていなかった設定も見直していかねば。
それにしてもiOSやPCで見れるようになればいいのになぁ〜！
今すぐ店主にしてほしい２つのこと
①「人気の料理」が安定的に動くまでの間、料理の登録をGoogleマイビジネスで行いましょう。
Googleマイビジネス管理画面→投稿→商品で、写真1枚と価格、メニュー説明です。メニュー説明の中に価格は税別か税込みかも書いておきましょう。
②同じような感じになりますが、「人気の料理」タブ用に、メニューの紹介登録もしておきましょう。
Googleマイビジネス管理画面 → 情報 → メニュー から登録です。写真は付けることはできません。
今までのものを駆逐するGoogle。飲食業界もついに！
この情報は昨日6月9日現在の情報を元に書いています。
GoogleはPDCAぐるぐるぐるぐる回してどんどん進化させていくので、きっとユーザーに使いやすく改良を重ねてくるでしょう。
今までは宿業界がGoogleTripやGoogleホテル検索でGoogleの支配下に置かれました。そのため、オンライン予約サイトも、一度Googleを経由して申込みすることになって、業界再編の波が近づいてきました。
その次はGoogleしごと検索。直接Google検索で仕事を見つけることができるようになったので、フロムAなどのガラパゴス的な会社はどんどん退化していくでしょうし、業界再編が訪れようとしています。
今度は飲食業界がGoogleマップの「人気のメニュー」や予約連携で支配下に置かれそうなので、ぐるなびや食べログ、Rettyなどのグルメサイトは一掃される恐れもありますね。
特に今回の「人気のメニュー」表示は、ここに将来的に、例えばクーポン機能が付いたりすると、なおのこと「頼んでみようか」と思いますもんね。
ホンマはこの機能こそ、宿泊施設に付けて欲しい機能です。お客様の口コミが良ければアップグレードして予約が入りそうですもん。
Googleのこういう動きを早く知り、３年後を予測して早めに動くことが必要ですね。
【写真ご協力頂いたお店：ありがとうございます！】
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