来年は東京オリンピックですが、当地香美町は再来年2021年にワールドマスターズゲームズ2021関西の開催会場になります。沢山のアマチュア外国人選手が訪れる予定です。
ちなみに香美町で開催される競技はオリエンテーリングです。
その後、2025年には大阪万博もあります。日本で最もLCCの離発着が多い関空もありますので、インバウンドも他人事ではありません!!
こういったイベントがきっかけで外国人観光客の受け入れが一気に加速することを地方でも期待されています。
おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!
さて、そんな一応関西にあるご当地香美町ということで、インバウンドセミナーが昨日開催されました。
2名のスピーカーが登壇。
・講演1部
演題「香美町で外国人観光客を迎えるにあたり知っておくべきポイント」
講師:福島将人氏(株式会社イロドリ 代表取締役)
WEB、SNS、海外マーケティング調査からインバウンドデータを分析し、多くの企業、自治体に集客コンサルを行っています。最新のニュースやツールの発信、コンテンツ開発、メディア露出戦略など集客から売上までトータルサポートをしています。・講演2部
演題「一期一会のつながり」
講師:蜂須賀貴之氏(城崎温泉 森津屋 取締役専務)
城崎温泉という湯めぐりができる立地と、大型ホテルにはない旅館ならではのコンテンツに磨きをかけ、日本一のおもてなしを目指した経営方針で、年間を通じて多くのインバンド観光客で賑わう旅館を営んでいます。
という内容でした。今回はイロドリ福島将人氏の講演での気づきをフィードバックします。
講演タイトルは「外国人観光を行うに当たって知っておくべき7つのポイント」でした。そのポイントとは
1.訪日外国人人気ナンバー1は関西である
2.訪日外国人の2人に1人が中国・韓国、上位4か国で75%、アジアが90%
3.インバウンド増はいつまで続くか?
4.多様な信仰・趣向の方が訪れることを理解する(食品や設備などの情報開示が必須)
5.観光客の行動(旅マエ、旅ナカ、旅アト)においてインバウンド対策はほとんど旅マエで決まる
6.外国人目線を取り入れよう
7.トレンドを押さえる(コト消費、情報格差の減少)
といったお話でした。インバウンドにおける基本的なお話でしたが、イロドリ福島さんは、Airbnbとのつながりの深い方で、エアビーのお話を色々と伺いました。
私が最も聞きたかったのはこのお話でした。
Airbnbにおいて旅館が苦戦している理由
Airbnbはご存知の通り元々は民泊です。そこに近年、ホテルや旅館の登録も始まった。ただ、実際にホテルや旅館等の営利事業者は苦戦しています。その理由についてまず教えて頂きました。
まず、面白いなーと思ったのは、正規の宿泊予約サイトではなくAirbnbを好んで使われる方はホストとの交流を好むアクティブな旅をする人が多い。
もっと言えば、ホストとの交流が目的。なので、クチコミも「部屋がキレイだった」ではなく「キレイ好きなオーナーさん」という感じで、施設ではなく人に対する評価になる傾向がある。
元々ホストをやっている人がゲストとしてスーパーホスト(人気のあるホスト)のところに泊まりに行き、交流するケースが多い。そういった意味では、交流が楽しい昔のユースホステルや今のゲストハウスとも少しニュアンスが異なるようです。
つまり、ベースはB to Cではなく、C to Cであるということ。
つまり、C to Cサービスの中で旅館やホテルを販売してもなかなか売れないのは当然と言えば当然といえます。
「民宿」ってどのカテゴリーなんだ?
そんな話を聞いていて自分に置き換えた場合。我が町に置き換えた場合。我が香美町は200軒近い宿泊施設がありますがいわゆる旅館やホテルと言える施設は1割もありません。ほとんどが民宿やペンションです。
では、民泊中心のAirbnbにおいて「民宿」はどんなカテゴリーになるのでしょうか?
ゲストハウス?ホステル?それとも旅館とイコール?
あるいは「MINSYSUKU」という独自のカテゴリー??
ゲストハウスや有人の民泊施設ほどホストとゲストの距離は近くない。でも、旅館ほど遠くない。「有人の民泊施設」という言葉が出ましたが
民宿において
オーナーやその家族が家屋内に一緒に住んでいるのであれば「民泊」よりである
と言えるのではないか。
というのが私なりの解釈です。最後に福島さんに質問させていただいたのですが
「旅館」とは異なる「民宿」というスタイルをもっと売り出していった方が良い
という思いが強くなりました。民泊より、旅館より、という考え方もありますが「民宿」という独自のカテゴリー。
香美町は旅館でも民泊でもない「民宿」というユニークなカテゴリーの宿泊施設が多いよ
先に挙げた7つのポイントの6番目、「外国人目線」において、地域の当たり前が異文化の人にとっての非日常、という話がありました。
「民宿」ってカテゴリーがグローバルにみればそもそも存在しない。例えば私の住む佐津の訓谷集落は100世帯のうち30軒あまりが民宿。これって国内でもすごい比率ではないかと。
「民宿」の独自性、良さについて深掘りしてみる。この地域の宿泊施設のスタイルにある独自性に焦点を当ててみる。
意外と自分たちが当たり前と思って疑問視して来なかった部分にヒントがありそう。「民宿」の深掘りもその一つ。
最後、夜の宿泊のお客様があり、講師の皆さんとゆっくりお話をしたり写真を撮ったりできなかったのが残念でした。でも、非常に価値あるお話を聞くことができました!
明日は後編として城崎温泉森津屋さんのお話をフィードバックします。
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